この間まで暑い暑い夏に悩まされていたのに……。遅い秋からあっという間に冬になってしまいました。子ども達は着実に成長しています。英語をしゃべるようになった、本が読めるようになった、文章を書けるようになった…と知的発達には目をみはるものがあります。私が気になるには心の発達です。教育の目標が「いい大学に入ること」「高い経済力を」とかかげられ何かもっと大切なことが忘れ去られているのではないかと心配しています。
対人交渉スキルの発達不全(普通にいうコミュニケーションの力)がどんどん進んでいる現実に気づいている人は多いですね。「子どもをいかに育てるか」「どのように賢く育てるか」という親の熱意には「子どもは自ら育つ」という認識が欠けています。
親のおしつけでなく、子どもが何かをしたがっているか、何かを求めているか、何が今欲しいか等、子どもの気持ちや状態をよくみて、それに応えてやる仕方で子どもに接することが大事です。「子どもは自ら育つ」ことを信じ先回りをして手をかけすぎ、口を出しすぎを反省し「子どもを守る」のではなく「子どもをじっくり見守る」ようにし、おおらかな子育てをしましょう。
チャイルドアカデミー
代表 森 裕子
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