入学式、入園式の前に桜が咲き春らんまんの4月は雨が多く、でも、子ども達は元気に園生活を楽しみ5月の連休にはいります。せっかく慣れた園生活も連休明けに、どうなるかな?と心配されているご両親もいらっしゃると思います。そのためにお母さんにおねがいしたいことがあります。それは「基本的生活習慣をくずさないでください」ということです。例えば朝6時に起きて夜7時に寝るというような生活習慣です。十分な睡眠時間をとり早寝早起きの規則的な生活リズムを作ることが子どもの心身を守り育てます。
こころそだて
睡眠は子どもの「脳を創り、その働きを育て守る(維持する)」大切な時間です。夜間の基本睡眠時間、リズム、質、時間帯を整えることが大切で「ただ眠りさえすればよい」という単純な問題ではありません。
「子どもの夜ふかし 脳への脅威」 三池輝久 著より
1歳半から就学前までの子どもの良眠の条件
①夜7時から朝7時までにその子どもに必要な夜間の基本時間(9~11時間)をとる
②夜間の睡眠中に(3回以上あるいは1度に30分以上)目が覚めない。
③日によって入眠時間と起床時間が90分以上ばらつかない。
④寝付きが悪く、眠りにつくのが夜11時をこえない。
この良眠の条件がえられないと、おおよそ次のような問題が生じます。
・朝起きるのが苦手になる
・保育・幼稚園への行き渋りがあらわれる
・日中の機嫌が悪く、泣いてばかりいる
・午前中の眠気により午前睡が必要
・昼寝の睡眠時間が長く、夜間基本睡眠時間の不足をおぎなう眠りになっている
・友人間のトラブルが多い
・ボーっとして無気力である
・自己主張が強く通らないとパニックになる
・理由のない攻撃性を示す
・視線が合わない
・集団で行動する事が苦手になる
チャイルドアカデミー
代表 森 裕子
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