3月3日は ひな祭り
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おだいり様とおひな様
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男の子と女の子
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男の子はブルー女の子はピンク?
ひな祭りから始まる連想ことばゲームをしてみました。
日本では、いつの頃からか、ひな祭りは女の子のお祝い 五月の節句(こどもの日)は男の子のお祝いとされてきました。
どちらも生まれて最初の節句は初節句といい、特に盛大に行われるならわしです。
五月の男の子の節句は、戸外で青空にハタハタと「男児の健康と出世を願って」とされる鯉のぼりが泳ぎ、初節句の男の子の名前と家紋を染上げた織りが杉の木のてっぺんに、とりつけられます。外に飾られるのは「この家に男の子が生まれましたよ」と世間に知らしめるためです。
これに対し、女の子の節句は、ひな人形を飾り、家の内で秘めやかに(女だけの親戚だけのところもある)祝われます。
「鯉」というのは、中国の竜門伝説(鯉が瀧を上って龍になるという)の故事から立身出世の象徴とされています。又、封建的(ほうけんてき)家父長的世界では
結婚するという意味で「嫁をとる」とか「嫁にいく」という言い方があります。
「嫁」という字は「女」と「家」という2文字の漢字から成り、「女は家にいる」とか「家の内にいるのが女」という意味がこめられています。
男子には教育させて立身出世、女子は結婚して夫を支え、家事と育児を担うという、美しい日本文化の名のもとに形成されてきた価値観は今でもなかなか崩れません。
「育児は やっぱり お母さん中心で」といった価値観のため、子どもが園でなにかあれば、共働き家庭でも、まず母親の携帯が鳴り、熱を出したと言えば「お母さん、お迎えに来て下さい」と連絡が来るのです。
男性の育休が取れる喜ばしい時代が来ました。ママとパパと協力し合って保育園の送り迎えをされる方々も多くなってきました。けれど女性に経済力があると男性からの虐待や精神的抑圧に耐えず、さっさと離婚しシングルで子育てをすることになる女性も増えてきました。シングル子育ては2馬力が1馬力になり本当に手が足りないところでたいへんです。
男の子も女の子も同じように教育を受けて、夢と希望あふれる未来に向けて生きていきたいですね。
次回は「私達女の子も勉強したい」と立ち上がりノーベル平和賞をとった パキスタンの少女 マララ のことをお話ししたいと思っています。
チャイルドアカデミー 代表 森裕子
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