暑い日が続いたところに激しい雨が降り、保育園の日々送り迎えがたいへんな7月でした。今回のおたよりでは、両園の日々の取り組みやレッスンをご紹介いたします。
昨年までは園庭に咲く「ほうせんか」の花を摘んでビニール袋に入れて手でもんで、その中に水を入れて水がピンクや赤色になるのを楽しんでいました。お花の色水遊びと名づけていました。
今年は3、4、5歳児はその色水に布を入れて染めてみました。(1,2歳児は色水ごっこと紙に染める取り組みでした)
今年のほうせんかは三年目です。毎年、杉村先生が秋に種をとっておいて春に植えて育てています。今年こそ布に染めようと花が咲くのをまだかまだかと、ほうせんかを観察してきました。最初はほとんどが白色の花をつけて「これでは染まらないのでは?」と心配していましたが、だんだんその白色が淡いピンクに変わりました。
子ども達自ら花を摘んでビニール袋に入れて、もみました。そうしたら不思議や不思議、淡いピンクがオレンジ色に変わっていくではありませんか!この袋に水を注ぎ入れて、媒染剤(ばいせんざい)として、みょうばんを少し入れて布をひたしました。しばらくして、引き上げるときれいなレモンイエローに染まりました。紫色の花を摘んだ子ども達のは最初、土色で、がっくりしたのですが、明くる日には、ピンク色になっていました。貴重な体験でした。明くる日4,5歳児達は、この体験を絵日記に書きました。コロナでお休み中だった子ども達はできませんでした。これから、どうにかもう1回チャレンジするつもりです。
ニキーチンの知育遊び
ニキーチンは、モスクワ郊外に住む普通の教師でしたが、自分の七人の子どもを、同じ教師だった妻と育てながら、赤ん坊は常識で信じられているより、ずっとたくさんのことができることに気がつきました。
夫婦は子どもの知的な好奇心を刺激しそうなものをたくさん用意しました。そして、自分で考える力をきたえる積み木や図形や数字や文字を使う「知育遊び」を考案して、一緒に遊びました。
7月はチャイルドアカデミーでは1歳~3歳クラスで「ニキーチンの積み木の模様づくり」に、取り組みました。
立方体の積み木2個から4個・6個・9個と増やしていきます。この立方体は六面がみな違うようにぬられています。この積み木を使って一色から四色までの模様を非常にたくさん作ることができます。できた模様は何かの形に似ているので道路・階段・のこぎり・ちょうちょ・ボートetc.と名前がつけられています。子ども達は今までにない模様を作り自分で命名したりすることもできるようになります。
この遊びでイメージ力・分析力・総合力がのびます。また、設計等の仕事で必要となる<組み合わせる能力>ものびます。
チャイルドアカデミー
代表 森 裕子
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